想い出に、そっと寄り添うコーヒーを。
いつもご来店ありがとうございます。
ふたば珈琲自称スーパー名誉顧問兼広報担当の
ぐんちゃんです。
「コーヒー店なんだから、たまにはコーヒーの記事でも書いたらどうなんだ?」
というクレームは
今日までゼロですが、
備忘録も兼ねて、
フレンチプレスの淹れ方を
ざっくりと
ご紹介します。
詳しいことは、
当店以外で
コーヒーに携わる人達の
書籍やブログ等を
ご参照ください。
ふたば流フレンチプレスの淹れ方①
フレンチプレスとは
金属製のコーヒー抽出器です。詳しくはWikipediaを参考にしてください。
メリット
豆本来の個性を全部引き出すことができる、と言われています。ペーパードリップだとコーヒーに含まれる油(コーヒーオイル)を紙フィルターが吸ってしまいますが、フレンチプレスは油までしっかりと抽出することができます。
キリマンジャロなら酸味が強く、モカならよりフルーティに感じるでしょう。反対に、古くなった豆や焙煎を失敗した豆からは雑味を感じることがあります。良くも悪くも誤魔化しが効かないということです。
また、ペーパードリップのような技術は不要です。言ってしまえば粉にお湯を注いで待つだけですから、「ドリップが上手にできないな〜」と悩まなくても大丈夫。だいたいはコーヒー豆(店)のせいにできます。
大原則
- 静かに
- やさしく
- ゆっくりと
コーヒーを淹れる時間くらいは喧騒を離れて、心のゆとりを持ちましょうということです。冗談です。
なぜかというと、コーヒーの上澄みだけ飲みたいんですよ。フレンチプレスの底に溜まったコーヒーは過抽出、つまり旨みだけでなく渋みやエグみも強いため、勢いよくお湯を注いだりすると雑味も混ざってしまいます。
鍋に入ったコーンスープをイメージしてみてください。スープの上澄みだけを飲みたいなら、おたまをドボンと鍋底まで入れないでしょう。下に溜まっているコーンが動かないように、やさしく表面だけすくいますよね。
フレンチプレスもそんな感じで、やり方を細かく覚えなくても、「上澄みだけ飲む」ことを基本に考えれば、注意するポイントは自ずと見えてくると思います。
(…というのがこれまでの常識でしたが、実は全世界的にコーヒー豆の品質や焙煎技術は上がっているため、最上級のコーヒー豆であれば攪拌したほうがうまみが出てくる、という人もいます。が、そのようなコーヒーを飲むことは、まあ、よっぽどコーヒー豆にこだわる人以外は無理でしょう。なので、この大原則を守っておけば、市販のコーヒー豆でもそこそこおいしく淹れることができると思います。)
用意するもの
豆の個性を楽しむのがフレンチプレスの醍醐味ですから、豆はブレンドされていないもの、例えば「ブラジル」とか「キリマンジャロ」とかいうような銘柄を選んだほうが面白いです。
豆・水ともに分量は目安です。豆によって最適な分量は異なりますから、自分好みの配分を見つけるのも楽しみの一つだと思います。まあ、よっぽど舌が肥えていない限り、1g程度の誤差ではそこまで変化を感じませんから、だいたいでよろしいということです。
余談ですが、わたしは「毎回必ず最高のコーヒーを淹れる」よりも「毎回のコーヒーの違いに気づく」ことを目的にするのが、コーヒーとの上手な付き合い方だと思います。「今日はいつもよりもエグかったなぁ」とか、はたまた「今日のドリップはうまくできた!」とか、そういった些細な気づきを感じることを日々の楽しみにすれば、人生の幸福度は高まるのではないでしょうか。
閑話休題。今回使用したフレンチプレスは、「bodum CHAMBORD® 0.35l」です。多分、「ボダム シャンボール ゼロ ポイント スリー ファイブ リッター」と読みます。パッケージには3杯分と書いてありますが、だいたい多めの1杯分くらいかな。店頭でも販売しております。
あー!
「ざっくりと」
というわりに、
長々話し込んでしまった!
不覚!
次回、実践編!!!
【2020/3/16 追記】応用編の記事を書きました。
北海道岩見沢市の
直火焙煎コーヒー豆&手作りスイーツのお店
自家焙煎 ふたば珈琲
北海道岩見沢市志文町309-44
営業日 土日祝 10:00-19:00
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